2004年07月26日
井の頭公園とイタリアン トマトとエスプレッソWと
今日は久しぶりに井の頭公園の散歩に出掛けた。風があって少しは暑さをしのぎやすい。前進座の隣の南町コミュニティセンター前の通りを南下し、突き当たりを右斜めに坂を下りると神田川である。坂の降り口の左側にはムクロジの大木が青い小さな実をたくさんつけて高く聳えている。
神田川に沿って歩き、夕焼け橋をおりすぎケヤキの大木の下に入ると、先の方に井の頭線のガードが見える。蝉の声が梢のあたりにジャーシャーと葉擦れのように聞こえる。たくさんの蝉が静かに合唱しているのである。まるで森が低い声で歌を歌っているようにも聞こえる。気にしないとそれとわからない。
ガードをくぐってすぐ左、神田川にかかる小さな橋を渡る。左に階段を登ると井の頭公園駅で、右に曲がると子供用の小公園に入る。その小公園のはずれに聳えているゴジラの木の下に向かう。
ゴジラの木をとおりすぎ、井の頭池の南岸のサイカチの木の下を抜けて細い道に入る。池には、足漕ぎのアヒルボートが何艘もバチャバチャと音を立てていた。水鳥はほとんど見かけない。
池の縁の道をふさいでいる低くたれた桜の幹がある。その手前で奥の道に移ると桜の老木の木漏れ日の中に出る。蝉の声が梢のあたりに染みついていて木立全体が声をたてているようである。今日はいつもより人通りが少ない。
七位橋に出ると東の空を見る。空が池に向かって深く切り込んでいるところに、北を向いてゴジラが立っている。ちょうど口の前に、下から槍のような尖ったものが出てきている。ゴジラは毎年少しずつ太って来ているが、今年あたりは太りぎみだと思う。そのうちに頤の下が無くなってしまうと、どんな姿になるだろうか。
七位橋をわたって左に折れるとニレの木が多くなって、洒落た木の幹に小さい葉のついた独特の風情を示してくる。この一帯は池を越えて中の島のアシの浮き島と背の高いメタセコイアが望める絶好のビユーポイントである。
最近増えてきている黄色い色をした寄付金ベンチにも、空いているところが目立っていた。背もたれにあるプレートに、思い出や伝言が書いてあってそれぞれ楽しい。
少し歩くとカツラの林に出る。辺りにカツラの葉の香しい匂いが微かに漂っている。カツラの林の縁を通り抜け、右折して坂を登ると焼き鳥の伊勢屋に出る。東急百貨店の前で右折して元町通りをサンロードアーケードに突き当たると、左角の2軒目にイタリアン トマト カフィ ジュニアがある。
2階の窓際の席に座ると1階に降りてエスプレッソWを注文する。新入りの女性店員のようで、注文が解らずエスプレッソ・シングル2杯分の料金を請求した。すぐベテランの女性店員が替わって難なくエスプレッソWを作ってくれたので、それを持って2階に上がる。
「江戸・東京ゆかりの野菜と花」のつづきを読む。まわりの席に出入りする人たちのほとんどは、スパゲッティーを注文している。この店は、安くて旨いイタリアンスパゲティーが売り物の一つなのである。
もちろん エスプレッソWは申し分なく旨い。私好みの味である。
店を出ると、BOOKS ルー・エの地下に降りてパソコン関係の棚をひと廻りした。特に呼んでいる本はなかったので、早々に切り上げベルロードに向かった。武蔵屋の前を左折すると帰路についた。今日も何事もなく無事に散歩を終えられることを、東の空に向かって感謝した。
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Posted by koji at 23:08│Comments(0)
│散歩
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