2005年12月01日
成蹊大学文学部聴講・「現代の新聞」09 電子新聞
ケヤキの葉が茶色くなって落ちている並木道を行く。
午後から五日市街道を歩いて成蹊大学に向かった。踵を地面につけてもう一方の足を大きく前に伸ばし、通い慣れた五日市街道の歩道を歩いた。
五日市街道からケヤキ並木に入ると、木枯らしですっかり葉を落としてしまった梢からは空が透けて見える。低くなった太陽の光も弱々しく地面には長い影が横たわるようになった。
正門を抜けて左に回り図書館の建設現場の横を通りかかると、2つの建物の間に風船のような形をした建物が2つ目を引く。
西日を受けて光るドームは図書館のシンボルになるのだろうか。
303教室には先週と同じように7〜8人の学生が座っていた。持参した MacPeople 1 を読む。定刻をだいぶ遅れて鈴木教授が現れ、すぐ黒板に文字を書くと講義が始まった。
講義が終ると南口の階段を下り外にでた。9号館に沿って植えられているアメリカハナミズキの葉もだいぶ落ちて赤い実がたくさん並んでいる。8号館の角を曲がって本館の裏の広場を見渡すと、葉が落ちた大ケヤキは枝が透け向こうの空が見えてきていた。
広場は冬の陽射しを受けて沈み、大ケヤキもすっかり茶色くなっている。
五日市街道にでるといつものように歩道を歩いて吉祥寺駅方面に向かい、吉祥寺大通りを左に見て帰路についた。
今日も何事もなく無事に散歩を終えられたことを、東の空に向かって感謝した。
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西日を受けて光るドームは図書館のシンボルになるのだろうか。
303教室には先週と同じように7〜8人の学生が座っていた。持参した MacPeople 1 を読む。定刻をだいぶ遅れて鈴木教授が現れ、すぐ黒板に文字を書くと講義が始まった。
第9回 電子新聞
1 欧米の電子メディア開発
2 日本の電子メディアの歴史
3 日本の電子メディアの現状
キーワード
・「翻案文化」 「朝日新聞」架空会談、「毎日新聞」合成写真
インターネットのコピー機能で簡単に作成
・欧米の電子メディア開発
1972年 ニューヨークタイムズ
「インフォメーションサービス」(子会社)
データベース作成(草分け)過去の新聞の検索
1983年 ナイトリッター社 「ヒューストロン」
インターネットニュース配信会社
1993年 「サンノゼマーキュリーズ」ネット新聞の最初
ナイトリッターのシンジケート
1996年 ニューヨークタイムズ etc ネット新聞を開始
購読は無料 広告収入で経費を賄う
アメリカの新聞は全てローカル紙
ネット新聞は全国紙 :広告は全国対応
ネット新聞は急速に拡大
1996年 「スレート」
紙の新聞を出さないネット新聞の始め
・電子メディア
1.新聞記事のネット化
2.動画の配信:ロイター通信(現在は共同通信も)
3.携帯端末に固有情報を送信
・日本の電子メディアの歴史
1980年代 ニューメディア時代 : 現在消滅
1.記事データサービス 日経新聞(1975年以降)
朝日、毎日と続く
2.ニュース速報 街頭や電車の中
3.ビデオテックス テレビ端末にニュースを送信
4.ケーブルテレビ 新聞社が最も力を入れた
郵政省クラブ・波取り記者
ケーブルTV短波放送の利権
1990年代 マルチメディア時代 : 現在生き残り
1994年 電子新聞の実験「日本」=電通
電子新聞の草分けは新聞社ではなかった
日本新聞協会の報告書「新聞・通信社の電子・電波メディア
の現況」
現在の新聞社が使っている電子メディア
1.インターネットと携帯電話を重視
ライブドアー・楽天は相手にあらず
紙の新聞を基にして発信・強固な考え方に立つ
2.ホームページの作成
1995年 朝日「オープンドアー」
朝日が発行する書籍雑誌の紹介
読売「ヨミウリ・コム」一番最初
2ヶ月後に朝日、毎日がつづく
日経 最も充実
3.データベース
日経「日経テレコン」 :1984年
「日経テレコン21」:1997年
4.ニュース提供
1999年 NTTドコモ
現在ほとんどの新聞社が携帯に
ニュースを送信している
5.データベース
1975年 から現在まで日経四紙の全文記事:
日経が開始
現在では各社ともほとんど提供
写真では毎日の「マイヒット」
写真のデータベース化は遅い
・電子メディア関係強化
1.速報体制の整備
今までの新聞記者は朝刊01:25、夕刊13:15で
自由時間が得られた。
ネット新聞では毎時更新するために休む暇が無い
現在の新聞記者が当面する難問
2.映像部門の新設
朝日新聞が最初に力を入れた 資金がかかる
3.別会社化・外部委託
1985年 メディア局、メディア事業局が作られる
日経、朝日が最も力を入れている
その他の新聞社ははるかに及ばない
楽天 TBS 毎日新聞
ライブドアー フジ サンケイ
新聞社は株を市場に出さず、社主や社員が持っている
この新聞社が子会社を持っているところに無理がある
親会社と子会社の関係は必ずしも良くない
新聞社は資金がないのに子会社を持つため
子会社の株を少数しか持っていない
子会社の株全体を少なくしているので
買い占められやすい
後5年経ったら情勢が分からないところまで来ている
講義が終ると南口の階段を下り外にでた。9号館に沿って植えられているアメリカハナミズキの葉もだいぶ落ちて赤い実がたくさん並んでいる。8号館の角を曲がって本館の裏の広場を見渡すと、葉が落ちた大ケヤキは枝が透け向こうの空が見えてきていた。
広場は冬の陽射しを受けて沈み、大ケヤキもすっかり茶色くなっている。
五日市街道にでるといつものように歩道を歩いて吉祥寺駅方面に向かい、吉祥寺大通りを左に見て帰路についた。
今日も何事もなく無事に散歩を終えられたことを、東の空に向かって感謝した。
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Posted by koji at 22:38│Comments(0)
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