さぽろぐ

日記・一般  |札幌市中央区

ログインヘルプ


2004年04月12日

海苔食いには如何にしてなったか

04.4.12 _20_42_55.JPG

最近私の食卓にはいつも海苔のびんが置かれている。海苔の銘柄に拘りは今のところないが、いつも美味しく頂いている。海苔の旨さに気付かせられたのは、小さな女の子からであった。

ある日家にやって来たその女の子は、家内が用意して小皿に乗せた海苔を見つけると、相好を崩して笑った。それは嬉しそうであった。そして海苔を一枚手に取ると、海苔の端を口に持っていってバリバリと音を立てて食べ始めた。
見ているだけでこちらの気分も良くなってくるほどの食べっぷりで、そのうち”おいしー”といって目を輝かせた。たちまち5枚ほど食べ終わって、家内に目で続きを催促した。”じゃ、もう少し”といって家内はもう3枚ほど海苔を追加した。
海苔は焼きのりである。ブリキの缶やプラスティックの缶に食べやすく切って入れてある。女の子が海苔好きになったのは、両親が海苔好きでよく食べていたのが始まりである。今では海苔を食べていればご機嫌で、何か気に入らないことがあっても海苔さえ見れば、たちまち笑顔になって機嫌が戻るのが不思議である。

04.4.12 _20_45_23.JPG

私も気がついてみると、いつしか海苔食いに変身していたのである。最初のうち、女の子のために海苔を買っていたのは確かであるが、気がついてみると私も少しずつ食べていたらしい。それにしても海苔は旨い、その旨さに付け加えるものは何もない。食べ始めると海苔が呼んでいて際限がない。
かくして今では、だいぶ大きくなった女の子と一緒に海苔を食べているのである。海苔を食べながら、その香りとその音を聞いていると、至福の時間が過ぎていくのをゆったりと感じられる。その時がいい。
私を海苔食いにしてくれた女の子に心から感謝している。

あなたにおススメの記事


since 2004.12.18
 2004.12.18 ~ 2006.09.30
 までのアクセス数は 38111
 です。
 下のアクセスカウンタは
 2006.10.01 からのアクセス
 をカウントしています。
同じカテゴリー(散歩)の記事
 成蹊大学文学部聴講・「現代の新聞」12 最終回 新聞の将来 (2005-12-22 22:04)
 成蹊大学文学部聴講・「現代の新聞」11 臺 広士記者 (2005-12-15 22:36)
 高知屋と馬路村とイーホームズと姉歯と耐震強度偽装問題と内部告発者と (2005-12-10 22:39)
 成蹊大学文学部聴講・「現代の新聞」10 「IT革命」下の新聞 (2005-12-08 22:48)
 五大学共同教養講座・亜細亜大学・「現代企業社会と会社法」         第4回「開発独裁から民主化・台湾化へ」 (2005-12-03 22:23)
 成蹊大学文学部聴講・「現代の新聞」09 電子新聞 (2005-12-01 22:38)

Posted by koji at 21:03│Comments(2)散歩
この記事へのコメント
 全く同感です、私の場合は女の子の影響ではありませんが、ちいさな子供は海苔がすきですね。進藤
Posted by ゲスト at 2004年04月12日 21:56
早速コメントいただきありがとうございます。海苔好き同志が多いというのは頼もしいですね。
今は焼きのりがあるのでお母さんも手軽でいいと思います。
私たちの若い時には海苔を食べるまで焼く手間がかかって大変でしたね。
Posted by koji at 2004年04月12日 23:32
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
海苔食いには如何にしてなったか
    コメント(2)